関連記事
メガネスーパー、最大4000件の顧客情報流出か-日本経済新聞
2024/02/01
◇◇◇絆ワークプロジェクトでは、社員の引き抜きやデータ不正持ち出しなど、企業の不正に関する事例について取り上げ、皆様へ情報共有を行っております。
メガネスーパー、最大4000件の顧客情報流出か
この事例の3つのポイント
①最大約4000件の顧客情報が流出した可能性
②システムから顧客情報が不正に閲覧
③利益相反行為があったことを確認
眼鏡チェーン店「メガネスーパー」を運営するビジョナリーホールディングスは15日、氏名や住所などを含む最大約4000件の顧客情報が流出した可能性があると発表した。前社長の主導で外部に譲渡した一部店舗のPOS(販売時点情報管理)システムからメガネスーパーの顧客情報が不正に閲覧されていたと日本経済新聞が伝えています。
ビジョナリーによると東京都杉並区内の店舗などの譲渡先から同社のPOSに不正なアクセスがあり、2022年8月〜23年3月までに最大で計4061件の個人情報が閲覧された可能性がある。事業の譲渡は星崎尚彦前社長の主導で取締役会の決議を経ずに行われ、顧客に対して第三者に個人情報を提供する同意も得ていなかったといいます。
星崎前社長を巡っては一部の取引先に影響力を及ぼし、ビジョナリーが不当に過大な業務委託費を請求されるなどの利益相反行為があったとされている。弁護士による調査委員会は星崎氏や当時の取締役らに法的責任があることを認定済みで、同社は損害賠償請求などの法的措置をとる方針を示しているといいます。