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顧客情報を盗み見、不正の自覚も乏しく 大手が新電力を草刈り場に-朝日新聞

2023/03/31

絆ワークプロジェクトでは、社員の引き抜きやデータ不正持ち出しなど、企業の不正に関する事例について取り上げ、皆様へ情報共有を行っております。

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顧客情報を盗み見、不正の自覚も乏しく 大手が新電力を草刈り場に

この事例の3つのポイント

①親会社の社員が顧客データを不正に閲覧

②営業活動も目的としていた

③過去3年分の調査と原因究明を行い改善対策

大手電力による相次ぐ不正閲覧を巡り、経済産業省の電力・ガス取引監視等委員会(電取委)は31日、各社の処分を、西村康稔経済産業相に勧告した。電力の小売り競争の公平性を揺るがす事態に、競合する新電力事業者は憤りをあらわにする、と朝日新聞が報じています。

新電力と契約する消費者の氏名や住所、毎月の使用量――。ライバル社の顧客情報を、大手電力の社員たちは子会社の送配電会社のシステムで見ていた。こうした不正は、大手10社のうち7社で発覚。関西電力では、その情報を営業活動に用いて新電力の顧客の「引き抜き」まで行っていたという。