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NTT系で情報流出相次ぐ…持ち株会社がグループ全体の漏洩防止策を主導-日経クロステック

2024/03/27

◇◇◇絆ワークプロジェクトでは、社員の引き抜きやデータ不正持ち出しなど、企業の不正に関する事例について取り上げ、皆様へ情報共有を行っております。

NTT系で情報流出相次ぐ…持ち株会社がグループ全体の漏洩防止策を主導

この事例の3つのポイント

①NTT系で流出が続出している

②元派遣社員が不正に持ち出した事案が発覚

③NTT西日本の子会社以外にも問題が発生

NTTは2024年3月8日、NTTグループ全体の重要情報漏洩防止策の詳細を発表した。NTT西日本子会社の元派遣社員が約928万件の顧客情報を流出させた事案を受けたものだ。

NTTの横浜信一グループCISO(Chief Information Security Officer、最高情報セキュリティー責任者)は「グループ各社の社長責任の下で、取り扱っている情報と業態をくんだアプローチを進めている」と説明したことを日経クロステックが伝えています。

NTTグループ企業の情報管理を巡っては、NTT西日本の子会社以外にも問題が発生している。2023年にはNTTドコモの業務委託先であるNTTネクシアにおいても、インターネット接続サービス「ぷらら」や映像配信サービス「ひかりTV」などの約596万件の個人情報を元派遣社員が不正に持ち出した事案が発覚したと発表している。

相次いで明るみに出たグループ企業の内部不正。今回の持ち株会社主導による一連の対策により、情報管理体制における膿を出し切れるか注目が集まっています。