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富士通で個人情報漏洩の恐れ、業務PCのマルウエア感染で「ファイル持ち出せる状態」-日経クロステック
2024/04/21
◇◇◇絆ワークプロジェクトでは、社員の引き抜きやデータ不正持ち出しなど、企業の不正に関する事例について取り上げ、皆様へ情報共有を行っております。
富士通で個人情報漏洩の恐れ、業務PCのマルウエア感染で「ファイル持ち出せる状態」
この事例の3つのポイント
①業務パソコンがマルウエアに感染
②侵入経緯や情報漏洩の有無については調査中
③対象となる個人や企業に対しては個別に報告
富士通は2024年3月15日、富士通及び富士通Japanの複数の業務パソコンがマルウエアに感染し、個人情報や顧客情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態になっていたと発表した。マルウエアの侵入経緯や影響件数、情報漏洩の有無については「調査中」(広報)としていると日経クロステックが伝えています。
情報漏洩の恐れがあるのは企業名や氏名、住所、電話番号など。感染したマルウエアは「ランサムウエアではない」(広報)という。マルウエアの存在を確認した時期については「セキュリティーにかかる事項のため、回答を差し控える」(広報)として回答しなかった。
対象となる個人や企業に対しては個別に報告しており、個人情報保護委員会へも報告済みだという。現時点で個人情報が悪用された報告は受けていないとする。影響を受けた業務パソコンは切り離し、その他の端末についても監視を強化しているという。
富士通は「関係者の皆様に多大なるご心配、ご迷惑をおかけしていることを、深くおわび申し上げる」とコメントしていると報じています。