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かっぱ寿司運営会社社長逮捕 持ち出したデータ 組織的に利用か-NHK

2022/10/02

絆ワークプロジェクトでは、社員の引き抜きやデータ不正持ち出しなど、企業の不正に関する事例について取り上げ、皆様へ情報共有を行っております。

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かっぱ寿司運営会社社長逮捕 持ち出したデータ 組織的に利用か-NHK

この事例の3つのポイント

①転職した前後に営業機密を不正に持ち出し

②社内の複数の幹部でデータを共有

③持ち出したのは商品の原価などの営業機密

「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトの社長、田邊公己容疑者(46)は、ライバルチェーンの「はま寿司」の親会社から転職した前後のおととし9月から12月にかけて「はま寿司」の商品の原価などの営業秘密を不正に持ち出したなどとして、不正競争防止法違反の疑いで30日逮捕されました。

この事件では、カッパ・クリエイトの商品企画部長、大友英昭容疑者(42)もデータを不正に利用した疑いで逮捕されましたが、田邊社長と大友部長以外に、社内のほかの幹部2人にもデータが共有されていたことが警視庁への取材で分かりました。

田邊社長から受け取ったデータを大友部長が2人にメールで共有し、自社の商品の原価と比較していた疑いがあるということです。

警視庁は、回転ずし業界の競争が激しさを増す中、競合他社のデータを組織的に利用していたとみて、運営会社についても近く、不正競争防止法違反の疑いで書類送検する方針だといいます。