《秘密をかっぱらった!?》かっぱ寿司社長が同業他社にスパイ行為で逮捕! 回転寿司業界が見舞われる過当競争の光と影「世は大回転時代…」-文春オンライン
絆ワークプロジェクトでは、社員の引き抜きやデータ不正持ち出しなど、企業の不正に関する事例について取り上げ、皆様へ情報共有を行っております。
◇◇◇
《秘密をかっぱらった!?》かっぱ寿司社長が同業他社にスパイ行為で逮捕! 回転寿司業界が見舞われる過当競争の光と影「世は大回転時代…」-文春オンライン
この事例の3つのポイント
①回転寿司業界の厳しい競合争いが背景に
②元部下の男性も逮捕された
③1年という長期に渡って捜査が行われていた
回転寿司業界の競争は激しい。値段、サービス、立地に質…競合他社を出し抜こうと各社がしのぎを削る中、「かっぱ寿司」は一線を超えてしまった。
警視庁生活経済課は9月30日、かっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイトの田辺公己社長(46)を不正競争防止法違反(営業秘密領得など)の疑いで逮捕した。田辺容疑者は、「はま寿司」の取締役などを務めた後、2020年にかっぱ寿司に転籍。引き抜きのわずか3カ月後には代表取締役に就任している。上場会社のトップが逮捕された背景を文春オンラインが報じています。
転職先で元の職場の営業秘密を漏らすと逮捕までされる可能性があることは、世のビジネスマンに衝撃を与えました。昨年には元ソフトバンク社員が転職先の楽天モバイルに技術情報を不正に持ち出したとして警視庁に逮捕されたケースもあった。転職はいまや働く人々にとって当たり前。そもそも転職先は前職の経験を評価した上で採用していることも多い。不正競争防止法に違反する基準はなんなのか。
転職時に留意すべきこととして「営業秘密とは、簡単に言うと①公になっていない②社内で厳重に管理されている③有用な情報であるなどの条件を満たす必要があります。今回、はま寿司から持ち出された情報は、顧客にネタを安く提供するための最重要ともいえるデータで決して公にはされずに、社内でも限られた人間しかアクセスできないものでした」と警視庁関係者の言葉として伝えています。