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元請けのルール違反に怒り 傭車先ドライバーの引き抜きも-物流Weekly
2022/11/24
絆ワークプロジェクトでは、社員の引き抜きやデータ不正持ち出しなど、企業の不正に関する事例について取り上げ、皆様へ情報共有を行っております。
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元請けのルール違反に怒り 傭車先ドライバーの引き抜きも
この事例の3つのポイント
①深刻なドライバー不足が背景に
②元請けがルール違反
③複数社員が結局引き抜かれる結果に
深刻なドライバー不足から乗り手のないトラックが車庫に止まった状態が続く運送会社は少なくない。このような状況下で、傭車先のドライバーを会社を通さずに走らせ、揚げ句の果てにはそのドライバーを自社で雇い入れる運送会社もあると、物流Weeklyが報じています。
千葉県市川市で海コンや雑貨の輸送を展開している運送A社の社長。「専属傭車先の運送B社で、自社のドライバーが契約上の拘束時間である10時間以外にも走らされていた」という。B社の担当者が直接、A社のドライバーとやり取りし、A社の車両で深夜の配送業務を行わせ、「ドライバーに直接賃金を手渡していた」。
しかし、A社にすれば、「事故のリスク、過労運転、車両や燃料などのコスト増加と何のメリットもない」。この事態を知ったA社がB社に抗議したところ、専属で入っていたドライバー数人が、B社担当者の声掛けでA社を退職しB社に転職したという。このような行為にA社社長は怒りが収まらず、「同業社にもこのことを伝えるとともに、法的手段も検討している」と伝えています。