関連記事

顧客の個人情報約3万件漏らした疑い 不動産会社元社員と名簿転売する「名簿屋」逮捕-ABCニュース

2023/06/13

絆ワークプロジェクトでは、社員の引き抜きやデータ不正持ち出しなど、企業の不正に関する事例について取り上げ、皆様へ情報共有を行っております。

◇◇◇

顧客の個人情報約3万件漏らした疑い 不動産会社元社員と名簿転売する「名簿屋」逮捕 ウォーターサーバーの電話勧誘業者に流れたか

この事例の3つのポイント

①不動産会社元社員と名簿屋が逮捕

②個人情報3万件を転売か

③電話勧誘業者の存在が明らかに

学生マンションなどを管理する不動産会社の顧客データ約3万件を不正に外部に漏らしたとして、元社員の男ら2人が逮捕されたとABCニュースが伝えています。

不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区のアルバイト・羽木本直慶容疑者(37)と南区の飲食店経営・吉田凌基容疑者(27)の2人。

羽木本容疑者は去年12月から今年1月にかけて、当時の勤務先だった学生マンションの大手仲介会社の顧客管理システムに不正にアクセスし、約27万人分の個人情報をダウンロードした上、そのうち3万件ほどを吉田容疑者に漏らした疑いがもたれています。

警察によりますと吉田容疑者は名簿を転売するいわゆる「名簿屋」とみられ、羽木本容疑者からもらった個人情報をウォーターサーバーの電話勧誘業者に漏らしていた可能性があります。

2人は容疑を認めていて、ウォーターサーバーが1台売れたら吉田容疑者に5000円、羽木本容疑者に7000円が入るようになっていたということです。