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患者1153人分 個人情報漏えいの恐れ 黒塗り処理に不備 鹿児島大学病院-南日本新聞

2023/07/28

◇◇◇絆ワークプロジェクトでは、社員の引き抜きやデータ不正持ち出しなど、企業の不正に関する事例について取り上げ、皆様へ情報共有を行っております。

患者1153人分 個人情報漏えいの恐れ 黒塗り処理に不備 鹿児島大学病院

この事例の3つのポイント

①病院が患者1153人分の個人情報を漏えい

②血液製剤の使用に関する情報

③今年6月に厚労省から指摘

 鹿児島県合同輸血療法委員会と鹿児島大学病院は27日、国に提出した報告資料などを通じて、同病院の患者1153人分の個人情報を漏えいさせた恐れがあると公表したことを南日本新聞が伝えています。

「患者さまや家族の皆さまに心配と迷惑をかけ深くおわびする。改めて情報管理の徹底を図り、再発防止と信頼回復に努める」としている。

 同病院などによると、漏えいした恐れがあるのは、血液製剤の使用に関する調査のために同委員会が提出した資料と、県内医療機関や赤十字血液センターに配布した資料に掲載されていた患者情報。2019年12月〜22年2月に配布したり、厚生労働省のホームページで公開したりした。

 データは配布先から回収するか、消去したことを確認した。関係機関以外への流出は確認されていないという。

 氏名や血液型などの項目を黒塗り処理していたが、パソコン上で操作すると黒塗りの下にあるデータが見られるようになっていた。今年6月に厚労省から指摘があった。